まずは希望条件を書き出してみよう
最初に希望の条件を書き出してみましょう。実際に書き出してみると、頭の整理ができるだけでなく希望条件の優先度が明確になってきます。妥協したくないところと妥協してもいいところを明確化しておくと、希望の条件に近い物件と巡り合う可能性が高まります。主に注目しておくべきポイントは以下の通りです。
住みたいエリア
まずは立地や交通事情に関係なく、希望エリアの属性を考えましょう
通勤・通学圏内と最寄り駅
住みたいエリアに該当するエリアの交通事情を考えます
新築か中古か
マンション、戸建てを問わず重要です。中古は値段が安めで物件数が豊富です。新築は自分たちの好みに合った物件に住むというメリットがある反面、エリアが限定されるという面も
間取り
注文住宅だと最初から決める必要がありますが、家族の希望も含めて部屋数を決めていくと、家の規模がおおむね決まってきます
物件価格(これに関してはさらに後でチェックリストを紹介します)
ローンの返済方法と月々の返済額の目安
完成時期、引き渡しの時期
いつから新居で生活できるのかも重要なポイント。子どもの就学や転校などのタイミングにも影響します
駐車場の有無
マンションならどの位置に、どういったタイプの駐車場があるかをチェックしましょう。戸建ての場合は車の出し入れがスムーズかどうか、車道への乗り入れルートも含めてチェックを
全ての希望の条件をかなえる物件や立地は難しいので、「ここだけは譲れない」というポイントを明確化しておきましょう。候補となる物件や立地が見つかったら、現地に行ってリサーチすることも重要です。
住宅ローン以外にかかる費用を把握しよう
マイホーム購入では、物件価格以外にもさまざまな費用がかかります。物件価格だけに目が行ってしまうと見落としがちになりますが、大きな金額になります。あらかじめどんな費用がかかるのかを把握しておきましょう。
付帯工事費
外構部分や基礎補強工事、地盤改良など、物件によっては予想外に費用がかかることもあります。インテリア購入費や電気設備などの工事もここに含まれます
登録免許税
売買では「所有権移転登記」、新築だと「所有権保存登記」が必要です。住宅ローンを組む場合はさらに「抵当権設定登記」が必要となります。司法書士への手数料を含めると数十万円規模になるケースもあります
不動産取得税
不動産を取得した時に一度だけ課税されます
印紙税
家をつくるときの「建築工事請負契約書」、銀行などでローンを組む際の「金銭消費貸借契約書」に課されます
住宅ローン手続き費用
事務取扱手数料や保証料など。住宅ローンとセットで加入することが多い団体信用生命保険の保険料もかかります
式祭典の費用
地鎮祭や上棟式にかかる経費です
引っ越し費用
この他にも火災保険、地震保険の加入費用をはじめ、「長期優良住宅」であることを官公庁に申請する場合は官公庁への申請費用などもかかってきます。「付帯工事費」「税金関係」「引っ越し関連の費用」に大きく分けて、具体的な経費を計算していくといいでしょう。
住宅ローンを毎月どのくらい返済できるかチェックしてみよう
住宅ローンの返済で失敗しないためにチェックすべき項目をあげておきましょう。
金利タイプ
固定型か変動型かを軸に決めていきます
年収に対する返済額の割合=総返済負担率
一般的な金融機関の基準となっているのは年収に対する返済額の割合《総返済負担率》が30~35%です。しかし30%だと生活が厳しくなる可能性がありますので、30%以下に収められるよう計画を立てましょう
返済期間の設定
基本的には35年を最長期間としていますが、借り入れた年齢や完済予定時期、退職後の収入などを考慮して決めておく必要があるでしょう。ボーナスなどでの繰り上げ返済なども重要です
借入限度額と月々のローン返済額
保証料・手数料
各住宅ローンによって金額が変わってくる部分です
債務返済支援保険など、活用できる制度の有無
病気やケガになった時に、団体信用生命保険以外にも活用できる「債務返済支援保険」という制度があります。他にも就業不能保険や所得補償保険などがあるので、公的制度や会社の福利厚生と合わせて検討しましょう。
その他、心配事などありましたらレーヴハウスにご相談下さい。